unnamed (15)

大学から帰ると玄関の前に弟がいた。 

「よう!久しぶり!」

「・・・ああ。」

弟は勝手知ったる俺の居間でソファーに座りこんだ。
俺は台所にビールをとりに行く。

「いやーそれにしても久しぶりだなぁ兄貴。何年ぶりだ?」

「さぁ・・・」

冷蔵庫からビールを取り出しながら弟に答える。


「それよりもさ、お前、先月死んだんじゃなかったっけ?」


振り向いてもソファーには誰もいない。
俺は立ったまま台所でビールをのどに流し込んだ。
これでもう三度目だ。


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