これは自分が体験した話です。
とても怖い体験だったので此処に載せたいと思います。
嘘創作などではなく実話です。
僕たちはその夜心霊スポットに行こう!と言う話になり、深夜12時ごろに出ると言う噂の廃病院に行きました。
1人とても霊感が強い友達がいてその友達が大したことないと言うので、僕たちはどんどん奥に進んで行きました。
そして階段を登って行き何事もなかったので僕たちは愚かなことに、その廃病院内でロケット花火や爆竹などをバンバンならしました。
幽霊なんて僕は信じていないのでドンパチすごい勢いでロケット花火を撃ったりいました。
そして撃ち終えて、皆もう帰ろう!とその霊感の強い友達が言い出したので帰ることにしました。
帰りの道中などは全く何にもありませんでした。
怖い体験をしたのはその約2週間後でした。
僕は廃病院から帰ってから体調不良になりました。
最初は軽いだるさ、めまいがする程度だったので気にもしていませんでした。
その日僕は具合が悪くて学校を休みました。
ですが、夜になると落ち着いていたので、部屋でダンスの動画や音楽を聴いてきました。
いい曲だなー、と思い体を伸ばしながら部屋を見渡すと、見知らぬ女が立っていました。
僕は疲れてるんだなーと思い、もう1回PC画面をみてその方向を向きました。
振り返るとなんと、女の顔が目の前にありました。
本当に目の前です。
もう鼻が触れそうなくらい。
尋常じゃない殺気を感じて僕は飛び上がってイスから崩れ落ちるように床に落ちて、今はとにかく女から離れなければと思い逃げようと思ったのですが、女はこのときドア側にいたのでドアからは逃げられません。
どうしようと思っていると女がこっちに歩いてきました。
赤くて汚れた服、長い髪、青白い肌真っ赤な眼・・・
後この女はとても身長が高かったと思います。
僕は身長が197cmと大柄なのですが、その女はその僕を見下ろすような感じでした。
ドアは諦めて窓から逃げようと思ったのですが、恐怖で足が動きませんでした。
やばい!と思い女のほうに眼をやるとその女・・・「ニタァ・・・」って笑ったんです。
そして僕のほうにゆっくり揺れながら近づいてきました・・・。
僕は逃げなきゃ!と思っていたのですが、やはり体が動きません。
女が迫ってくる・・・と思いながら立ちすくんでいるとケータイの着メロが流れました。
その瞬間、体の自由が戻り窓から飛び降りました。
2階でしたがそんなこと関係ありません。
飛び降りて部屋のほうを見たら女がすごい顔でこっちを見ていました。
そして脳に響くような声で
『死ね。』
と言ってきました。
もう逃げるしかないと思い玄関からリビングまでダッシュで逃げました。
幸い親がまだ起きてて助かりました・・・。
以上が僕が体験したはなしです。
もう何て言うかものすごく怖い話でした。
これは一切創作などではなく実話です・・・。
あれからさらに2週間僕はあの女をあの時以来見ていません。
あの女は僕に憑いてきているのでしょうか・・・?