恐いかどうかは不明だけど、洒落にならない実話を一つ。
Horror Cam Pic (4)

小学生の頃。
母親の買い物袋にお菓子をそっと入れるのが日課だったあの頃の話。

いつものように母と一緒にデパートに買い物に出かけた。
そしていつものようにおもちゃコーナーや本屋を回った後、母親と1Fで合流。

やっぱりいつものようにお菓子を入れようとしたけど、その日はバレて、失敗。
で、しょぼーんとしてたら、冷凍食品コーナーでTVでCMやってた新製品。

名前や詳細は忘れたけど、ハンバーグカツ?みたいなのだったと思う。
で、代わりにと母親に食べてみたいと言ったら普通に買って貰えた。

家に帰って、夕飯にそれを食べた。
もともと美味しそうだなと思ってた通り、それは美味しかった。

で、当然のように母親にそのことを伝えて、また同じのを買って来るように頼んだ。
でも、次の日。
買い物から帰った母はそれは無かったと言った。

美味しかったから売り切れてもしょうがないかと納得して、飯食って風呂入ってFCやって寝た。

そしてそれ以降、その新製品が食卓に並ぶこともなく。
CMも流れなくなった。

美味しかったとは言え、所詮は小学生。
頼んだことも忘れて1年くらい立ったある日。
いつものように母と買い物。
で、いつものようにおもちゃコーナーを回って本屋に寄った時。
たまたま、怖い話特集みたいな文庫本を見つけ手にとった。

パラパラと読んでたら、とある記事が目に留まる。

とある食品メーカーの工場で、作業員が機械に巻き込まれ死亡したって話。
なんでか忘れたけど事故発覚が遅れ、結果的に作業員がINした冷凍食品が流通してしまったと言う。
よくある真偽不明の都市伝説だったが……

問題のその製品はすぐに回収されたけど、完全には回収できず、それなりの数が食卓に上ってそれを食べちゃった人が結構いるってこと。

製品名やメーカー名は載ってなく。
ニュースにもならなかったらしい。

文庫本の内容はそれで終わり。
その日依頼、肉料理を食べれなくなった…


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