年末にずっと伏せってたアニキが死んだ。
unnamed (44)

去年、彼女と8日間失踪して、アニキだけ戻ってきてから衰弱して、ずっと寝たきりだった。詳しくはあとで書くが、彼女は行方不明のまま警察は捜査を打ち切った。 

アニキは寝る以外は大学ノートになんか一心不乱に書いてたんだが、絶対俺らには見せてくれなかった。
死んで初めてそれを見て、親父もママも死ぬほど驚いて、年明けたら警察にそのノート見せに行くと言っている。だから、全部こっそりコピーしてきた。



「ミユキごめん ミユキごめん ミユキごめん ごめんなさい わたしがミユキをまもれず ミユキ本当にごめんなさい わたしは死にたいので だけど家ぞくに全ぶいわないと いけないから だけどいうとこわいからかく ミユキゆめにでてきて下さいごめんなさい」



これが一枚目。
アニキは当時30歳独身、日本のさっぶい地方のくそ田舎に俺、パパ、ママと4人で暮らしてる。
仕事は自営業の中華料理屋。
家族でやってる。 

ミユキ(仮名)とはアニキの当時の婚約者で、19歳家事手伝い。
アイコに似てた。ちなみにアニキは伊集院光がもう少しだけやせた感じ。
死ぬまぎわはガリガリになってたけど。



「2006年11月11日でした ぼくとミユキはぼくの車でドライブへいきました 
少しとおくへ 行きたかったので青森方面に 行きました 
さむく ミユキが少し アタタマリタイというたので どこか止まれる場所をさがしたが、ホテルとかもなくずっと長いくらい道 そしたらへんながけの上にでました ひょうしきは あったが他に車も 通らず 人も通らず もどろうと思ったが今まで何も なかったからそのままススムことにした。ミユキ、ごめん! まわりは 林、、、 山だらけ。くらく、あかり 光 がありません。すると右がわに、むこうから来た車が、林の細道に 入るのが見えました。ぼくらも入れば、どこかへつけると思い、おいかける事にしました。オイカケヨウとミユキが言うた。」



仮名以外はそのまま写してる。



「その道は細くて車が一台通れるのがギリギリだ 前の車は全全見えない というか もし前の車がもどってきたらバックでもどるしかないぐらい細い 
横道もないしずっとそのまま前へ 前へ かなりきてなにもないからもどろうかと思ったが、バックでこんな長くもどるのはむり だからどっかつくまで一時間くらい走った ミユキはねてしまってた、ごめん、ミユキ! そしたら前にあかりが、見えたからおれは車を止めた 人があかりをもって、ふりまわしていた 前に、車も止まってた、何人かその車のまわりでのぼったりしてるヤバイ!と思ったおれはバックしようとしたがうしろを見たらもう 人がいる ひいてしまう!ひけば、よかった! ひけば まわりの人 男 はまどの 外でさけんでいる まどをたたく!あけろと言うている。 じょんろないと思て アホーかーどなったらミユキがおきた びっくりしてる 男が石でミユキのまどをたたいてわったミユキをだきしめたらあけて 入ってきたミユキ ミユキ、、、、、、、ミユキごめんなさい」



「車がピーピー 音をたてていてうるさかった。ミユキはひきずりだされ 5人はいた  泣いていた ミユキ 男たちはミユキをだいておくへ走っていくおれも、おいました 前の車にはだれものっていなかったのです 少し、走ると二かいだてのアパートみたいなんが、ありました。男たちは、そこへ、入っていく。 ドアがこわされていて、中は明るい。へやがいくつかあって、こまかくいうと、○○(アニキの友人の名前)のすんでるアパートみたいったな。 中へ入ると、ミユキが2人の男におさまえられ、もうやられていた。おれはもう怒って、 やってるほうの男になぐりつけると、うしろからせなかをけられ、たおれたらふまれた。 そしたら、ミユキの横に、男がたおれていて、それは頭から血をだして死んでいました。 たぶんぶんなぐられた。はだかだった。すごくさむそうだと思ったのをおぼえています」



このあたりはようわからん。
林の道をつっきっていったらアパートがあったのか? 周りはなにがあったのか?



「ミユキがやられてる間おれはふまれていた。ミユキごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい ミユキがなにをいっていたかよくおぼえていないが、4人にやられていた。ユーターンして帰らなきゃ、とずっとかんがえていた。 終わって、おれとミユキは別別のへやへとじこめられ、出れなかった。ミユキをずっとよびつづけた。かわいそうなミユキ。ごめんなさい、、、、、、、、、、、 明るくなったらにげようとしていたが、明るくならないのです。雨だったのか。男は、おまえの女はここにいさせるという言ばにマジで頭にきてそいつをなぐると、おれはミユキのいる部屋にいった。そしたらミユキの足首が切られていた!」



「ミユキは ねてただけだったが死んでると思い頭にきてまわりの男をぶんなぐったが なにか固いもので頭をなぐられそこへ おれははいた 
ゲロのなかに たおれ死ぬと思った だけどミユキは生きていた! ミユキは泣いてごめんなさいと 言った なんで!ごめんなさい!」



「横にいた 男は医者だった。話をすると、前に止まった車はその医者のだった。 医者はここに一ヶ月に一度、薬とか食べ物やいるものを 車でもってくるんだといった。うしろから、おれの車がきてることは 知ってたがもしヤクザだったらこわいから なにも言えなかった。 ここは ある村の しゅうきょうのきょうそが生んだ子どもが住んでいるのだそうだ。 きょぅそは本当は生んではいけない子どもを5人生み、知られたら村にいれないし 自分の 立場もあぶないからここに子どもをとじコメたが 性欲が強くて、女だとすぐ気が クルウカラ、男を だけどその男は、とり合っているうちに殺されてしまったのだそうです。」



「ミユキとここから帰ると おれは医者にたのんだが、医者は、ぼくにはむりですと言う。ミユキは歩けないから、おれがしょって 帰る。というと医者はそれはむりですと。なら、ここにいることをうちに伝えてくれとたのむと それはできない、ぼくも、その村で生きていけないから、 医者の名前は ○○○(苗字が書いてある)だ! 村は、青森の○○(地図で見ると三沢周辺)のへんです。近くにあるよ ミユキ、ごめんなさい」



日記というか、手記はここでだいたい終わり(あとはミユキごめんなさいとか、家族に対する謝罪の言葉とかばっか)。 
肝心なことが書いてないんだよね。 
どうやって逃げてきたのかとか、ミユキさんはどうなったかとか。 
でも8日間帰ってこなかったし、それもある警察から「病院で保護してます」って連絡が来て迎えに行ったら、ほんとに衰弱してて死ぬ寸前だったから。 
でも、ミユキさんの両親から捜索願いが出て、アニキはもちろん最重要容疑者? だから取調べも受けてたけど、不自然に取り調べは終わり、捜索も一週間くらいで終わっちゃったんだよね。
ご両親は自力で探してるみたいだけど。 
その村ってのがヤバいのかな、とも思うが、アニキはそれからほんとしゃべんなくなった。

正直おれはアニキがミユキさんをどうにか、なんかしたと少し思ってて、だから車もないし、問いただしたけど違う、おまえは関係ないってずっと言うだけだったんだ。
手記がほんとなら悪いことしたし、その場所をなんとか探してみたいとも思ってる。 



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