子供の頃の不思議な話。
unnamed (2)

幼稚園だったある日に寝てたら、突然誰かに吊り上げられてビックリした。
慌てて目を開いたら、真下に布団に寝ている自分がいて、それがドンドン遠ざかっていった。
(つまり自分が天井に吊り上げられていく)

で、天井にドンとあたって、ずぶずぶって天井に埋まりこんで天井裏に。
狭くて暗くて明かりがないのに、薄暗い空間で潰されるような圧迫を感じて、もがいてふっと振り返ったら、得体の知れない口が大きなおじさんが、にまぁって笑った。

そのおじさんと天井裏でずっといっしょで、臭くて、ねばついてて、泣きそうで、怖くて怖くて、ふっとみると、家族全員が天井裏に同じ様に吊り上げられていた。

怖くて怖くて、それなのにいつの間にか寝ていて、ふっと目が覚めたら、朝になって布団にうつぶせに寝ていた。

ビックリして一階に降りたら、家族全員がすごく神妙な顔つきで、妹がぶるぶる震えて泣いていた。
父さんは無言だったけれど、目で「おまえもだったか」って言われたのがわかった。
その場で家族全員で荷物をまとめて、ひとまず母の実家に逃げた。

その家には二度と戻ることなく、父が引っ越しして新しい貸家をかりて、荷物は全部業者に頼んで移してもらった。

今でも、なんだったかわからないけれど、それから成人するまで家族みんなで一つの部屋に寝るようになった。


オススメサイト新着記事