小学生の頃、じーちゃんの田舎のお墓参りしたときに浮かれていた私は
見事に墓所で転んでしまった。
 靴
するとおばばが「墓場で転んだら靴を片方置いてかねーと良くねーだ」と
 
言い出した。だけどよそ行き用の黒い靴で、可愛いリボンがついたお気に入りだったんで
 
私は必死に拒否。他所から嫁いだ母も、「この子のお気に入りだから~」と
 
取り成してくれて、そのまま履いて帰宅した。
 
それから数日は何事もなくて、そんな田舎の件も忘れてたけど、おばばがしつこく
 
「何も起きないか?○子は大丈夫か?」なんて電話をしてきてたみたい。
 
その後すぐ自転車で遊んだ帰りに、ハンドルを誤って生活用水の用水路にハマッた。
 
ズブ濡れで泣きながら立ち上がると、目の前をあのよそ行きの黒い革靴そっくりの
 
靴がぷかぷか片方浮かんでいた。
 


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