スペック 俺 29才 嫁30才。 

俺 IT土方 嫁 営業  

結婚4年目
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お互いの実家に2泊づつ泊りにいって、やっと今日の昼間に帰宅した。 
嫁はよっぽど疲れたらしく、家に帰るや風呂を沸かして入っていった。 

いつもは風呂でも寝るときも離さない携帯を置いて。

たまたま電話が鳴って、嫁に持っていってやろうかと思って携帯を開いた。 
電話は嫁の親友から。もって行くまでに切れそうだったから、そのまま 
電話を取った。 
「もしもし、Aちゃん?嫁、今風呂入ってるからちょっと待って。」 
何の気なしに出た。彼女にも何度かあったことあったしな。
Aちゃんは学生時代からの友人で、嫁の大親友だ。 
結婚するときも2次会の幹事をやってもらったし、 
お互いにほかの人には言えない話でも何でも相談する、って言ってた。
「あれ、、、え、旦那さん??」 
いつもあっているときにはほがらかなAちゃんの声が微妙にこわばってた。 
普段嫁の電話に出ることがないから、びっくりしたのかと、特に疑問には 
思わなかった。 

「嫁、まだたぶん風呂長いけど変わろうか??」 
そう聞くと、慌てたように 
「お風呂出たらかけなおしてください。てか、あけましてうんぬん・・」 
と電話を切られた。 

いつもよりちょっと他人行儀な内容に首をかしげていると、 
嫁の仕事用かばんから、おもちゃの音がした。 
仕事用の携帯だ!!
なんとなく、このタイミングは、、と思った。会社の営業携帯だし。。。 
きっとAちゃんなんじゃないかと思ったんだ。 
件名はなし、 
文面は。。。 
ごめん。気になって電話したら、だんなちゃんが出たよ。 
携帯、気をつけたほうがよいよ。後で電話して。 
だった。 
そのまま俺は嫁の携帯を手に取った。
嫁の受信メールには 
ここ数日、Aちゃんからのメールが何通も来ていた。 
直近のメールには 
しょうがないよ、嫁ちゃん。 
結婚してたって恋は落ちちゃったらしかたない!! 
だった。。。 

血の気が引くってこういうことをいうのね。 
本気で立ちくらみがした。
すげえ怖かったけど、嫁の送信メールを開いた。 
嫁は休日に一回風呂に入ったらつかる(30分)→シャワー浴びる→つかる(30分) 
くらいは余裕。まだ最初のシャワーもいってないから時間はたっぷりある。 

嫁の送信メールには
件名 まじでやっかい 

文面は 
とりあえず一回やって楽になるならなりたい自分がいる。 

えええええええええええええ
正直、後から書きますけど怒りだけじゃなくて、 
ただ痛くて苦しいんですよね。。。 
俺も正直意味がわからなかった。ただ、さっきのAとのメールだから恋愛 
(俺以外との)だろうなってことはわかった。 
過去のメールとAちゃんの履歴を開いていってようやくわかってきた。 

嫁、 
取引先の男のことが好きになったらしい。
メールを統合すると、 
嫁、昨年夏に懇意にしてる取引先から紹介され、男と知り合って 
なんか難しい案件の仕事を男と共同作業でがんばって 
見事契約にこぎつけたそうだ。 
苦労した相手だから、お疲れ会の打ち上げを12月にやって 
この仕事が終わっても。。みたいにくどかれたそうだ。 

メールつぎあわせてるだけだから、よくわからんが 
年明けあったら まじでやばい気がするし、こんな悶々としてるのも きつい。 
いっそ一発遣ったら楽になるんだろうか。 
みたいなやりとりだった。
正直、まだ未遂なんだ。 
と ほっとしたのと、 
とりあえず抱かれたらすっきりするんじゃないかみたいな嫁の意見に 
どんびきした。
嫁にはとりあえず今日のことをストレートに言った。 

「Aちゃんから電話が来て、なんかおかしかった。 
直後に嫁の会社の携帯にメール着たから、正月なのにおかしいと 
思ってみたよ。」 

嫁はそれだけでなんか感じるものがあったみたいで 
何も言わずに俺の前に座った。 

無表情にこっちを探るみたいだったのが他人みたいに見えた。 
「携帯見せて」 
といったけど嫁は黙ったまま。 
こっちもだいぶ神経が高ぶってて、なんかもう怒鳴りだしそうになってた。 
「何?見せれないの?見せてっていってんの。さっさと出せよ」 
みたいになんかもう言葉が上滑りしてどんどん勝手に出てきた。 
嫁は黙ったまま自分の携帯を探してた。 
そこにあるでしょ。ってさしたら、 

こっちをにらんで「もう見たんでしょ」って言ってきた。 
そのとおりだけどすごく腹が立った。
結局携帯を嫁に持ってこさせて 
メールを読み上げた。 
嫁は黙って聞いていた。 

自分が別れたいのか別れたくないのか 
何がしたいのかなんて考えて行動してなかった。 
ただ、嫁を傷つけたかった。
ただ、合間合間に出てくる嫁の俺について書いてるコメントは、 
俺を貶めるものはなかった。 

Aちゃんが良い人ほど男に見れない。ってメールにも 
だんながどうこうよりこれはわたしのほうの問題だって書いていた。 
3年間がんばってきたのに。っていうのは 

毎日5回は好きだというとか、沈黙が続いたらハグをするとか。 
朝自分が先に出るときには寝てる俺にありがとうといってから 
布団を出るとか。なんか俺も知らなかった嫁なりのルールを作ってたことも書いてた。 

好きな男との話を書きながら、時にはのろけながら 
日によってはAちゃんに俺とのことも書いていて、 
読んでいくうちにどうしていいかわからなくなった。
嫁はずっと黙ってるから、 
結局こっちから聞いた 

「どうしたいの。何、そいつといつあうの。で、何する気なの」 
正月早々なんでこんな思いしなきゃなんないんだよ。 
とか、腹立ちをそのままぶつけた。 
嫁の目は水っぽくなってたけど、泣かなかった。 
「ごめん」 
とだけいってうつむいてしまった。
何が、何について謝ってんの」 

俺はなんとか嫁に言わせたかった。自分が一発やれば 
楽になるかもとか、男と寝ようかと思ってたことを俺の前で言ってみろ 
って感じになってた。 
弁明してみせろよ。黙ってるのは卑怯だろう。
嫁はこっちを見ていった。 

「あなたがいるのに、他の男と行為しようとしたこと」 

ドストレートだった。

  


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