耳をすませばはジブリ作品の中でも青春色が強いさわやかな作品だが、実は耳をすませばにまつわる都市伝説はそんなイメージを覆すものだった。
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耳をすませばは自殺を誘発する!?

耳をすませばのさわやか過ぎる内容を見た視聴者は自分の人生を振り返ってあまりに味気なくなり憂鬱な気分になってしまうという。

耳をすませばの内容を思い出してみよう。

イケメンの天沢聖司はヴァイオリンなんかも作れちゃったりする才能も持っていて非の打ち所がない。そして、物語のラストにはイタリアにヴァイオリン制作の留学へ行ってしまうなど、洒落乙すぎる男子なのである。そんな天沢聖司と恋愛関係にあるしずくちゃんは何とラッキーなのだろうか!しかも、帰国後は中学生なのに婚約まで取り付けている。

こんな事は一般的女子であれば、まあ味わえないのが現実。。どこにでもいそうな中学生という共感を呼ぶ設定なのにも関わらず実はぶっ飛んだ内容なのが耳をすませばだったのである。

ご自分の人生と照らし合わせて鬱にならないで!これはアニメですから!
天沢聖司はストーカー説

耳をすませばのキーマン天沢聖司は実は雫ちゃんのストーカーだったのでは?という都市伝説が存在する。

耳をすませばのストーリーを丁寧に追って行くと納得する人もいると思う。

まずは、天沢聖司と雫がまだ友達でも無かった頃を思い出してほしい。雫が図書館へ行き、本を読むと必ず「天沢聖司」という名前が貸し出しのところに記載されている。天沢聖司は本当に読書が好きで本を図書館から借りまくっていたのだろうか?しかも雫の読む本ばかりを。

考えてみたら聖司が読書するシーンなんて後半ほとんどないではないか!

天沢聖司は雫の借りそうな本をチェックして先回りして本を借りまくっていたのであったという仮説が成り立つ。

 

そして、天沢聖司は心理学も心得ている。人間が相手に好意を持つとき、プラスの感情をプラスにするよりマイナスの感情をプラスにしたときの方が相手の事が大好きだと思い込みやすいのである。誰にでも経験があると思う。もとからいい人だと思っていた相手より、初めは嫌いなやつだったけど、その人を知って行ったら好きになったという経験が。マイナスギャップからプラスに転じたときの効果は絶大だ。

天沢聖司は雫に対して最初嫌がらせとも思える発言を繰り返した、「コンクリートロードは…ないよな」、「お前の弁当でかいのな」。これは天沢聖司の素ではない。なぜなら彼はのちに「お前の弁当じゃない事ぐらい知ってた」などの発言をしている。

つまり、天沢聖司はマイナスギャップから好意を引き出すテクニックを巧みに使っていたのだ。

そして、極めつけはラストのシーン。雫が夜に目を覚ますと天沢聖司がチャリンコで自宅前の道路にいるではないか!なんとロマンチックな展開。

いやいや、冷静になって考えてみてほしい。天沢聖司の視点からみたら深夜遅くに女の子の家の前に自転車でいるなんて状況は意図しないと作れない。彼は雫に会うためだけに自転車で雫の家の前にずっと停車していたのである。

雫が気がつかなかったらどうしていたのだろうか?近所の人に見られたら通報されても文句はいえない。これこそ、天沢聖司の真骨頂なのである。

     


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