unnamed (82)

友達と二人で話してたら、
久しぶりに心霊写真を撮ってみたいと誰かが言い出した。 

近くの山道に惨殺事件があってからも未だに取り壊されず
残されてた民家があるので夜中に行ってみた。 

玄関から居間、風呂場とトイレ、キッチンに父親の部屋、
階段から二階へ行き、子供部屋からベランダ、母親の部屋、
階段を降りて一階へ。最後に家をバックに一人ずつ。 

片っ端から写真撮って帰った。 んで今日。
出来上がった写真を見て俺達は驚いた。 

何も写ってないのだ。 
もちろん俺達は普通に写ってる。
霊的な物が何も写ってなかったのだ。 

「・・おかしくね?」 

「もう成仏しちゃったとか、じゃねぇかな?」 

「やっぱそうなのかな。
じゃあ、あそこ行ってももう心霊写真撮れないって事か。
無駄だったなぁ」 

「そうでもないよ。行く途中に結構周りから孤立してる民家、
一軒あるから。次はそこ行こうぜ」 

「おぉ!マジで?そこも廃墟?」 

「んな訳ねぇじゃん。普通に人住んでたよ。今日の夜行こうぜ」 

「おっけ、分かった。今の内に適当に準備しとくわ」 


楽しみだ。
かなり久しぶりだから何かワクワクする。


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